求めていたのは「結果の説明」ではなく、「社内改革」に一緒に取り組んでいただける会計事務所でした。
株式会社袴田精機[金属部品加工]代表取締役社長 袴田雄司 様
- Q.SS総合会計がお手伝いするまでの課題は何でしたか?
以前は、会社全体の数字を見て「この月は良かった、悪かった」と言うだけの状態でした。それでは具体的な対策が立てられず、会社としてこれからの時代をどう生き抜いていくか、指針を立てることができないと感じていました。
- Q.なぜSS総合会計を選んでくださったのですか?
求めていたのは「結果の説明」ではなく、「社内改革」に一緒に取り組んでいただける会計事務所でした。
袴田精機は、これまで何度も時代の変化に合わせた社内改革を行ってきました。
例えば、オーディオのアナログからデジタルへの転換時には、主力商品をデジタル対応の精密部品に切り替え、そのための大幅な設備投資も行ってきました。現代社会はこれまでよりもずっと早いサイクルで変化を遂げています。時代の流れを慎重に見極め、会社としてのあり方を模索していくための強いパートナーとして、会計事務所にご協力いただけないものかと考えていたんです。
実はSS総合会計さんの他にも何社か検討させていただきましたが、最終的には担当者の方の熱意と人柄が決め手になり、お願いすることに決めました。
- Q.まず最初に行ったことは何ですか?
まずは製品部門別に、売り上げ、原価、経費、人件費などを細かく数字化していきました。
製品の種類が多岐に渡る上、経費や人件費など必ずしも明確に分けられないものもあるので、内心「これは大変な作業だぞ…!」と思っていました。
しかし、SS総合会計さんが社内改革にいち早く取り組んでくださったので、とにかく信頼してコツコツ進めていきました。- Q.部門別会計を通して見えてきたものとは?
数字にしてみて驚きました。
これまで安定して売り上げを出しており、全く問題視していなかったある製品が、実は著しく利益率が低いということが明らかになったんです。コンスタントに受注があり、現場は常に忙しく、この製品については社内的にも「好調であろう」というイメージを誰もが持っていました。結局は人間ですから、そういった心理的な盲点もあるんですよね。
数字に表すことの意義は、まさにこういった隠れた問題点を視覚化することにあると思います。- Q.SS経営コンサルティンググループの会計以外のサービスについてはいかがでしょうか?
給与制度の見直しや人材教育などの面でも、幅広くお世話になっています。
会社経営において起こりうる、あらゆる「困ったこと」に対応してくださるのでとても助かっています。
袴田精機では、毎月1回ずつリーダー研修とサブリーダー研修をお願いしてるほか、給与についても新たに評価制度を取り入れ、社員一人ひとりの意識向上を目指し、社内改革を進めているところです。- Q.SS総合会計の担当者にメッセージをお願いします。
担当の山嵜さんについての印象は、「非常に真面目な方」そして「仕事がスピーディー」ということですね。
毎月の経営会議ではタイムリーに数字を出してくださるので、記憶が新しいうちに次の一手を考えることができますし、突発的に困ったことや相談したいことが出てきた時にもすぐに対応してくれました。山嵜さんと私は年齢も近いせいか話しやすく、会計の枠をこえて色んなことを相談させてもらっています。プロの目線から、筋を通してわかりやすく説明してくださるので、社長を説得するような局面でも力になっていただいています。